かといって、ボリュームを上げ過ぎると他の人の迷惑になるし…
とはいえ、家の中でイヤホンはできないし…
そんな方にオススメなのが、「ネックスピーカー」。
ネックスピーカーの特徴は、イヤホンやヘッドホンと違って「耳をふさがない」こと。
だから音楽やテレビを聴きながら周囲の音もちゃんと聞こえるし、長時間使っても耳が痛くなりづらいのです。
自宅以外にもウォーキングやジョギング、さらにZOOMなどのビデオ通話にも使えます。
在宅ワークや子育てをしている方にとって、たいへん便利なアイテムです。
- スマホ直だと音量や音質が物足りない
- 毎回Bluetoothスピーカーに接続するのは面倒
そんな方にネックスピーカーはおすすめです。
この記事の内容
- ウェアラブル スピーカーとは?
- ネックスピーカーの特徴
- イヤホンとの違い
- 使ってみた感想。音漏れは?
- AN-SS1とAN-SS2の違い
- メリット&デメリット
- AmazonQ&A まとめ
シャープの「AQUOSサウンドパートナー AN-SS1」を実際に半年ほど使ってみた感想のレビューです。
ネックスピーカーの最大のメリットは、「音もちゃんと聴こえて、かつ周囲の音も遮断しない」ことです。
もくじ
ウェアラブル スピーカーとは?
ウェアラブル、つまり身につけられるデバイスの1種です。
近年、各メーカーから多種類発売されています。
ウェアラブルデバイス一覧
- スマートウォッチ=腕時計型のスマホ的なデバイス(Apple Watchが有名)
- スマートグラス(オーディオサングラス)
- ウェアラブルカメラ(GoProのアクションカメラ)
- ワイヤレスイヤホン(AirPod)
今後もウェアラブルデバイスの種類は増えていくといわれています。
今回紹介する「サウンドパートナー」は首掛け型のスピーカー、いわゆる「ネックスピーカー」です。
形状は少しヘッドホンと似ていますが、肩にかけるよう装着します。
ちょうど鎖骨のあたりに搭載された小さなスピーカーから音が聞こえる仕組みになっています。
ネックスピーカーの特徴
ネックスピーカーの主な特徴を挙げてみます。
- ワイヤレスで動き回れる
- 小さい音でもちゃんと聴こえる
- 周囲の音を遮断しない
- 耳が痛くなりにくい
特に「まわりの音を遮断しない」と「耳が痛くならない(なりにくい)」は、ぼくにはかなり重要なポイントでした。
自分によく聴こえて、それでいて周囲の音も聴こえる、というのが最大のメリットだと思います。
ワイヤレス(Bluetooth)だから動き回れる
PCやスマホテレビなどと、Bluetoothでペアリングして使います。
Bluetoothが届く範囲は数~10メートル、自宅で使うには十分ですね。
-
Bluetooth(ブルートゥース)とは?使い方やWi-Fiとの違い
続きを見る
小さい音でも聴こえる
ウェアラブルネックスピーカーの最大の利点は「音は耳元で鳴っているけど、耳を塞いではいない」という点。
「ふつうのスピーカー」と「ヘッドホン」の中間くらいの存在とも言えます。
スピーカーと耳の距離が絶妙で、「それほど音量を大きくしなくても本人にだけバッチリ聴こえる」という状態を作りだしてくれます。
まわりの音を遮断しない
ヘッドホンやイヤホンのように耳を塞がないので、外部の音もちゃんと聴こえます。
家にいる家族の声も聴こえます。
ウオーキングやジョギング中にも使えると思います。(それでも車や歩行者にはじゅうぶん気をつけてくださいね)
耳が痛くならない(ヘッドホンと比べて)
イヤホンやヘッドホンを長時間していると、耳が痛くなりませんか?
耳を塞ぐデバイスはよく聴こえる反面、耳が疲れたり痛くなるというデメリットがあります。
年々進化はしていますが、やはり長時間使用していると、耳が疲れます。
その点で、ネックスピーカーは長時間付けていても耳は痛くなりません。
よほど音量をあげたりしなければ、ずっと付けていても苦にならないと思います。
シャープAN-SS1は88gと軽量です。
実際に使ってみた感想
主な使い道として
- 家事をしながらVoicyやPodcastを聴く
- 子どもが近くで音楽を聴いていても、隣でストレスなくニュースが聴ける
- 夜中でもボリュームを控えずに、音楽やラジオが聴ける
ホントに便利なので、購入して以来ほぼ毎日使っています。
洗い物しながらPodcastが聴ける!
いちばん頻度が高いのは「家事をしながら聴く」です。
ぼくは食事後の食器洗いをしながら聴いたりします。(食洗器ないので)洗う時には何か(YouTubeやVoicyなど)聴きながらやりたいのです。
しかし、隣のリビングには妻や子どもがいるので、それほど大きい音量にはできないし、かといって小さすぎると水の音でかき消されてしまうので、不便を感じていました。
ネックスピーカーのおかげでストレスが激減しました。
ネックスピーカーのデメリットは?
ぼくが思うに、デメリットは以下の点。
- 電車やバスでは使えない(音漏れする)
- 低音は弱いので、音楽用には物足りない
- 比較的高価
- 見た目が微妙
言うまでもないかもしれませんが、ネックスピーカーは通勤には不向きです。
基本的には自宅か、もしくはウォーキングなど野外で使うときに威力を発揮してくれると思います。
それと音楽を聴くのにはあまり適さないと感じました。
低音が比較的弱いので、リズムやビートが大事な音楽には不向きかもしれません。
音は漏れます。
正直、周りにもかなり聴こえます。
ネックスピーカーは構造上、耳を覆ってはいないので近くにいる人にも音は漏れます。どのくらいかというと、
キッチンで洗い物をしながらネックスピーカーで大き目のボリュームでPodcastを聴いている場合、
隣のリビングにいる家族にも、聴こうと思えば内容が分かるくらいには聴こえます。
着けている自分に聴こえる音が「100」としたら、
すぐ近くにいる人には「80~90」程度、
隣の部屋からなら、「40~60」くらいは聴こえる感じですね。
(感覚的な数値ですが)
散歩やジョギング中なら、すれ違う相手には聴こえると思います。
安価なネックスピーカーは?
今回紹介しているシャープのサウンドパートナーは10,000円ほど(新発売のSS2は約14,000円)
イヤホンやBluetoothスピーカーと比べると、ちょっと高価なイメージです。
って思っちゃいますよね。
というわけで調べました。
サンワダイレクトのネックスピーカーは5,000円くらいです。
口コミサイトなどで調べた限り、安いからといって特に問題があるようなコメントは見つかりませんでした。
重さや連続再生時間において多少劣るくらいで、他の機能においてはそれほど高価格機種と遜色ないみたいです。
こんな場面で使える!
- 在宅ワーク中のラジオやオーディオブックを聴くとき
- 家族が寝静まったあとのリビングで映画鑑賞
- ジョギングやウォーキング中に
- 長時間の通話やビデオ会議に
イヤホンやヘッドホンは、通勤電車などでは便利です。
でも、家だとそんなに遮断する必要はありませんし、小さいお子さんがいると周囲の音が聞こえないのは不安ですよね。
シャープAN-SS1 AQUOSサウンドパートナーの特徴
ぼくが購入したのは、シャープの「AQUOSサウンドパートナー AN-SS1」です。
シャープ以外にも、BOSEやSONY、JBLな様々なブランドから発売されています。
価格帯は3,000円~25,000円くらいとピンキリです。
Amazonの主なQ&A
Amazonカスタマーなどに寄せられていた主な質問と、その答えをざっくりまとめてみました。(ぼく自身のギモンも入ってます)
充電時間は2時間半。連続再生は14時間
AN-SS1は、2時間半程度でフル充電にできます。
ちなみに連続再生可能時間は約14時間。(公式サイトより)
音漏れは?
ヘッドフォンやイヤホンと違って耳を塞いでいないので、音漏れは構造上多少あります。
先にも書いた通り、電車などでの使用には適しませんが、ジョギング中なら問題ないと思います。(ジムでの使用は微妙かも)
防水機能はなし。
このSHARPのAN-SS1は防水性能はありません。
新発売のAN-SS2という製品には レベルの防水機能が備わっているとのことです。
音質は?
音質はなかなか良いと思います。
Podcastを聴いたり、通話するぶんにはじゅうぶんだと感じました。
ただ、音楽を楽しむ用だと物足りないかもしれません。
音楽の視聴にはジャンルや趣味を選ぶかも
高音は問題ないと感じましたが、問題は低音。
やはり構造上
高音はクリアに聴こえますが、バスどラムやベース音などの低音は弱いと感じました。
ネックスピーカーの構造上の問題なのかもしれません。
なので、ネックスピーカーで音楽を聴くには適した音楽とそうでない音楽に分かれると思います。(趣味にもよると思います)
向いている音楽ジャンル
個人的な意見ですが、ネックスピーカーに向いている音楽ジャンルは
・ボーカルもの(歌がメインの楽曲。ノラ・ジョーンズとか手嶌葵とか)
・ピアノやストリングスなどのクラシック音楽
といった、打楽器やリズムがあまり強調されない音楽には適していると思います。
マイクもあるので、通話もできる!
ウェアラブルデバイスのネックスピーカーは、音楽やラジオを聴く以外にも使い道があります。
AN-SS1はマイクも付いているので、通話にも使えるんです。
ZOOMなどビデオ会議にも使える
特に重宝するのが、ZOOMなどでビデオ通話をするとき。
PCやスマホから音を出していると小さくて聞こえにくいし、デバイスに近づかないとこちらの声も相手に届きにくいです。
ネックスピーカーは、いつでもちょうどいい距離にマイクとスピーカーがあるので、塩梅がいいです。
密閉度はイヤホンやヘッドホンには劣りますが、ある程度まわりがうるさい環境でもじゅうぶんに聞こえます。
それでいて完全には塞がないので、小さいお子さんが要る家庭で、ビデオ会議をするときには本当に便利だと思います。
妻もサウンドパートナーを使っています。
妻の職場はよくZOOMを使ってリモート会議をしているので、ネックスピーカーが重宝しているみたいです。
会議では自分が喋る時間よりも、他の人たちの発言を聴く時間の方が多いので、画面をオフにして、耳だけ会議を聴きながら家事をする、なんてことも可能です。
いきなり話を振られて慌ててPCの前に戻る、なんてこともあるみたいですが(笑)
新発売のAN-SS2との違いは?
サウンドパートナーの新機種「AN-SS2」が発売されました。
AN-SS2とANN-SS1の違いは以下です。
- 防水機能
- バッテリー持ち
- 対応コーデック
- 価格
- 色のバリエーション
防水機能付き!
新しいANN-SS2には「防水機能」がつきました。
防水性能を表すIP等級は「IPX4」となっています。
これは「あらゆる方向からの飛まつによる有害な影響がない(防まつ形)」というレベル。
洗い物の水しぶきやランニング中の汗くらいは大丈夫なレベル。
シャワーとかお風呂には耐えられないレベルのようです。
バッテリー持ちが2時間UP!
新しいAN-SS2の方がバッテリー持続時間が長いです。
AN-SS1・・・14時間連続
AN-SS2・・・16時間連続
2時間長く再生できます。
対応コーデックの種類
コーデックとは音声などを変換・圧縮するプログラムみたいなものらしいです。
対応しているコーデックの種類がAN-SS2の方が多い、ということになります。
ただ、ネックスピーカーをPCやスマホで使う場合には特に変わらないと思います。
価格
AN-SS1・・・約10,000円
AN-SS2・・・約14,000円
新型の方が4,000円ほど高くなっています。
色のバリエーション
AN-SS1・・・5種(ブラック、ホワイト、ローズゴールド、ブルー、ミントグリーン)
AN-SS2・・・4種(ブラック、ホワイト、ローズゴールド、レッド)
SS1とSS2、どちらがオススメ?
どちらも使いやすくて魅力的な製品ですので、迷いますよね。
- コスパ・料金重視ならAN-SS1
- 防水機能を重視するならAN-SS2
ネックスピーカーに何を求めるかによって、オススメする製品は変わってきます。
新型のSS2の方がほとんどの面において優っています。
しかし、料金には4,000円ほどの差があります。(SS1は10,000円、SS2は14,000円)
2機種の一番大きな違いは「防水機能があるかないか」になります。
大まかにいうと「4,000円追加して防水機能を買うかどうか」の選択だと思います。
充電時間やコーデックの種類は、通常の使い方をする人にはほとんど問題にならないと思います。
形状や色バリエーションにも違いはありますが、そこは好みですね。
まとめ:ネックスピーカーは在宅ワークに最適!
ネックスピーカーはとても快適で便利です。
- 耳を塞がないので、まわりの音も聞こえる
- それでいて、ある程度の距離を置けば他の人には(ほとんど)聞こえない
- 子育てにも向いている
- ビデオ会議にも使える
- 耳が痛くならない
結論:在宅ワークや子育て中にネックスピーカーはオススメ!
以上、お読みいただきありがとうございました。