Apple WatchやPixel Watchなどの「スマートウォッチ」が人気です。
スマートフォンと連携させて通知を受信したり、タッチ決済も便利です。運動測定機能(移動距離や心拍数、消費カロリーの測定など)を使っている人も多いでしょう。
もうひとつの便利な使い道が「音楽再生」です。Apple Watchを持っているけど、音楽再生には使っていない、という人は多いかもしれません。
しかし、Apple Watchは音楽再生に適しており、いわば「ウェアラブルなiPod」とでも言うべきデバイスなのです。
Apple Watchを使っているなら、音楽再生にも使ってみることをお勧めします。
音楽だけでなく、オーディオブックで本を読んだり、Podcastのコンテンツを聴くこともできます。
また、再生デバイスもワイヤレスイヤホンやBluetoothスピーカーを使って、いろいろな使い方ができます。
この記事では、以下のようなことを書いています。
- Apple Watchで音楽再生する方法
- デバイスとのペアリング手順(イヤホンとスピーカーそれぞれ)
もくじ
Apple Watchにできること
便利な使い道がたくさんあるApple Watch。主な機能は以下です。
- タッチ決済 財布もスマホも出さずに買い物
- 健康管理 運動や歩数計、立ち上がった時間や心拍数の計測など
- 音楽再生(オフライン再生も可)
- Podcast再生(オフライン再生可)
- オーディオブックを聴く(オフライン)
この記事で解説しているのは「音楽再生」の部分です。Podcastやオーディオブックも再生方法は同じです。
Apple Watchを使って音楽を再生する方法
Apple Watchを使って再生する方法には主に2種類です。
- ワイヤレスイヤホン
- Bluetoothスピーカー
どちらも、Apple Watchとペアリングして再生します。
ちなみに、Apple Watch単体では音は出せません。Bluetooth機器に接続が必要です。
また、音楽を再生する方法は以下のようなアプリを使用します
- Apple Music
- Spotify
- その他の音楽サービス
Apple Watchとペアリングする手順
Apple Watchを外部デバイスと接続する方法はとても簡単です。
スマートフォンと外部デバイスを接続するのと同じ要領で、Bluetoothでペアリングします。
それで Apple Watch内の音楽が聴けるようになります。
1、Bluetoothスピーカーのペアリング手順
Apple WatchとBluetoothスピーカーをペアリングするには、以下の手順で行います。
- Bluetoothスピーカーの電源をオンにする
- Bluetoothスピーカーを「ペアリングモード」にする
- ウォッチの「設定」を開く(歯車マーク)
- 接続可能な一覧の中から、スピーカーを選んでタップする
以上でペアリング完了です。これでApple Watchの音楽がBluetoothスピーカーで聴けるようになります。
2、ワイヤレスイヤホンのペアリング手順
ワイヤレスイヤホンの場合も、ペアリング手順は同様です。
- イヤホンの電源を入れて「ペアリングモード」にする
- ウォッチの「設定」を開く(歯車マーク)
- 一覧の中からイヤホンを選んでタップする
これでイヤホンからApple Watchの音楽が聴けるようになります。
音楽アプリと連携
Apple Watchを音楽サービスと連携します。この操作はスマートフォンで行います。
通常使っている音楽サービスがあるならそのまま、これから新しく導入する場合は、iPhoneにアプリをインストールしてください。
アプリをインストールしたら、iPhoneの「Watchアプリ」を開き(こちらもインストールが必要)
「利用可能なアプリ」から選んでインストールします。
これでApple Watchで音楽アプリが使えるようになりました。
音楽の聴き方は画面に従って簡単に行うことができます。わからない場合は調べてみてください。
「ワイヤレスイヤホン+スマートウォッチ」便利な使い道
Apple Watchは言ってみれば「ウェアラブルな音楽再生デバイス」です。
以前は「iPod」などの音楽再生専用の機器を使って聞いていました。それがスマホに変わり、モバイルの再生専用機は使われなくなりました。
しかし、野外をジョギングするときなどには、スマホを持って出るのは大きくて邪魔になります。
ジョギングのためだけにiPadを持っている人もいますが、
そこで、ウェアラブルデバイスのApple Watchがあると身軽になります
Apple Watchなどのスマートウォッチは、外出時の音楽再生でも便利です。
ジョギングしながら音楽を聴く
筆者がいちばん使っているのは、ジョギングしながら音楽を聴くときです。
健康管理のために定期的にジョギングをしています。野外を一人で走っていると退屈なので、そんなときに音楽があると楽しく走ることができるようになりました。
好きな音楽を聴きながら走っていると、苦しさも忘れられるし、心なしかペースも上がります。
ジョギングで聴く音楽はテンポが重要な気がします。早いテンポだと早いペースで遅い曲だと走るのも若干遅くなるような気がします。
また、筆者は「Spotify」の聴き放題サブスクを愛用していますので、最新の音楽や、懐メロのような曲まで好きだけダウンロードできます。
脱線しますが、Spotifyなどの音楽サブスクリプションは音楽好きにとっては革命的なサービスですね。
月に1,000円で音楽が聴き放題になるのは、かつての時代から考えると物凄い変化です。
散歩しながらオーディオブック
オーディオブックもおすすめです。
走るのは嫌いな人でも、外を散歩するのは気持ちのいいものです。
景色を見ながらでもいいですが、やはり同じ場所を毎日歩いていると飽きてしまうもの。
そこで役立つのが「オーディオブック」です。Audibleには小説、ビジネス書など無数の書籍があります。
多くがプロの声優やナレーターが朗読しているので、クオリティも文句ありません。もちろん音質も良いです。
村上春樹の『騎士団長殺し』は上下巻で合計18時間くらいありますが、散歩しながらオーディオブックで聴きながらだと、時間を忘れて聴くことができます。
ただ、道路を歩きながら夢中に聞いていると、交通事故の危険性がありますので、じゅうぶんに気をつけてください。
野外で使うときはイヤホンではなく、「骨伝導」がおすすめです。
骨伝導イヤホンは、耳をふさがない「ヘッドセット」のような形状で、音を再生していても周囲の環境音も遮断せずに耳に入ってきます。
音楽を聴く没入感は低下しますが、車通りの多い道路などでは安全です。
「Bluetoothスピーカー+スマートウォッチ」便利な使い道
スマートウォッチの音楽を、Bluetoothスピーカーで再生することも可能です。
使い道としては
- 野外イベント(キャンプなど)
- 室内でも(スマホを使わずに音楽が聴ける)
- 車に持ち込み
Apple WatchとSpotifyで音楽を聴くことのメリットの一つは「通信料金がかからない」ことです。
ストリーミングで音楽を再生するのは通信量がかかり、長時間音楽を再生すると、膨大な通信量になります。
動画と比べれば少ないですが、音楽はBGMの用途で使うことが多いので、再生時間は長くなりがちで、そのぶん通信量も増えます。
そこで、SpotifyなどのサブスクサービスでApple Watchにダウンロードしておけば、通信量を消費せずに好きな場所で聴くことができるようになります。
もちろん、事前にWi-Fi環境下でダウンロードすることが必要ですが、準備しておけば、いつでもどこでも聴けるようになります。
車に持ち込み
車に乗ることが多い人におすすめなのが、「スマートウォッチ+ブルートゥーススピーカー」の組み合わせです。
ドライブ中に音楽を聴くときにもスマートウォッチは威力を発揮します。
Bluetoothスピーカーを使えば、通信量なしで音楽聴くことができ、CDが不要になります。
この場合は音楽サブスクサービスへの加入と、デバイスへの事前ダウンロードが必要です。
それさえやっておけば、
それと、車でBluetoothスピーカーを使う時は、「音量が大きいスピーカー」を使うことをおすすめします。
理由は、走行中はまわりの騒音や雑音が大きいので、小さい音のスピーカーだと聞こえないからです。
Ankerの「Sound Core」は音量が大きく、音質も良いのでおすすめです。
安価で丈夫なので、管理人もずっと愛用しています。
リンク
以前使っていたJBLのBluetoothスピーカーも高音質かつ重低音も聴いていて良かったです。
Ankerと比べると少し高価ですが、音は良いので、十分価値はあると思います。
まとめ Apple Watchは最強の音楽再生デバイス!
Apple Watchは音楽再生デバイスとして最適なデバイスです。
タッチ決済や通知などの使い方も便利ですが、ハンズフリーの威力が最も発揮されるのは音楽再生時だと(個人的には)感じています。
いってみれば「ウェアラブルなiPod」です。
また、Apple Watchで音楽を聴くにはワイヤレスイヤホンが一般的ですが、もうひとつの使い方としてBluetoothスピーカーで聴く方法も便利です。
ドライブ中にスマホの音楽を聴くとスマホを占有されてしまうところを、Apple Watchを再生デバイスとして使うことで、スマホを空けることができます。