アレクサ端末(Amazon Echoシリーズ)の音声をブルートゥース・イヤホンで聴く方法を紹介します。
アマゾンEchoがイヤホンで聞けたらいいな
「スマホを音楽再生に取られたくない」という場合にもおすすめです。
アレクサの端末がない部屋にいても音楽が聞けるため、家事や作業をするときに便利です。
アレクサでの音楽再生やニュースが「ワイヤレスで・自分だけに」聞こえるようになる
※イヤホン側から呼びかけをするには専用イヤホンが必要。音楽再生だけなら一般的なワイヤレスイヤホンでもOK
こんな方におすすめ
- 家族がいるので、家の中で大きな音は出しにくい
- Amazon Music Unlimited(Echoプラン含む)に加入している
- アレクサ端末を設置していない部屋でも使いたい
「Echo Dot」や「Echo Show」をBluetoothイヤホンと接続して使う方法を解説する記事です。
「アレクサ端末をBluetoothスピーカーとして使う方法」を知りたい方は、以下のリンクから読める記事を参照してください。
>> Amazon Echo Show5 をBluetoothスピーカーとして使う方法
もくじ
アレクサをブルートゥースイヤホンで聞くメリット
通常、アレクサの応答(ニュースや音楽再生など)は、端末のスピーカーから聞こえますね。
Bluetooth機器とペアリング(接続)すると、イヤホンなどの外部機器に音が転送されます。
スマホとペアリングして音楽を聴くのと同じですが、
「アレクサ端末をワイヤレスイヤホンと接続するメリット」には、以下のようなものがあります。
メリット
- アレクサ端末の近くにいなくてもOK
- スマホを音楽再生用に使わずにすむ
- 家族の迷惑を気にせず、大音量で音楽が聴ける
- Amazon Music UnlimitedのEchoプラン(380円)でもじゅうぶん使える
筆者がとくに便利だと感じているのは、「スマホを音楽用に使わずにすむ」というポイント。
プレイリストで音楽を流しっぱなしにしながら作業するので、スマホ以外の機器で再生できると便利なのです。
ちなみに、使っているアレクサ端末は『Amazon Echo Show 5』です。
プライムデーなどのセールなどで安くなります。
楽天だと6800円で(展示品)売ってたりすることもあります。
アレクサをイヤホンと接続する方法
やり方は簡単。アレクサ側の設定で、手持ちのワイヤレス機器とペアリングするだけです。
ペアリング手順
- ワイヤレスイヤホンなどのBluetooth機器をペアリングモードにしておく
- Echo端末に「アレクサ、ペアリンングして」と呼びかける
- 『検出中です』と応答
- 検出できたらペアリング完了
これだけです。
Bluetooth機器をペアリングモードにする方法については、機器ごとに違うので商品の取扱説明書やネットで検索して調べてください。
ちなみにぼくが使っているAfterShokzの「OPENCOMM」は「電源ボタン(音量+ボタン)長押し」でペアリングモードに移行します。
ボタンの少ないワイヤレスイヤホンでは大体「電源ボタン長押し」の場合が多いみたいです。(違う機種もあります)
自作アレクサイヤホン?
ワイヤレスイヤホンとペアリングすれば、アレクサの応答がイヤホンから聞こえてきます。
- 音楽再生
- ニュース
- radikoでラジオを聴く
- Podcast再生
- 通話
さしづめ「アレクサイヤホン」といったところでしょうか。
※その後、純正のアレクサ内蔵イヤホンが発売されました。なので「なんちゃって」と呼んでいます。
うまく繋がらない場合
アレクサ端末とイヤホンが繋がらない場合は、以下のような原因が考えられます。
- ペアリングがうまくいっていない
- イヤホンがBluetoothに対応していない
- 電波が届いていない
ペアリンクできないときに試してみること
使っているイヤホンがBluetoothなのにうまく繋がらない場合は、以下の方法を試してみるといいかもしれません。
- ペアリングの再登録
- デバイスの再起動
ペアリングの再登録は、端末側で操作します。ペアリング登録済みのイヤホン(使いたい機器)をいったん削除して、もう一度登録しなおします。
再起動は、一度電源をオフにして、しばらく間を置いてから(30〜60秒くらい)電源を入れます。
アレクサをイヤホンで使う時の注意点
アレクサをお手持ちのBluetoothイヤホンとペアリングして使う時に、注意したいポイントがいくつかあります。
- 距離が離れすぎると音が途切れる
- 電子レンジを使って近くにいると音が途切れる
- バッテリー切れ
「Alexaアプリ」のデメリット
アレクサの音声をイヤホンで聴く方法には、他にもスマートフォンの「Alexa アプリ」を使うやり方もあります。
この方法でも音楽再生やニュース読み上げなど、一通りのことができます。
しかしその場合は「スマートフォンの音声出力がイヤホン側にとられてしまう」という状態になります。
スマホのAlexaアプリをワイヤレスイヤホンで使うことのデメリットは
「アレクサアプリ」のデメリット
- 通話やスマホでの音声チャットができなくなる(どちらかの音声は途切れてしまう)
- スマホの通知音がイヤホンから聴こえてしまう(いちいち通知オフにするのは面倒)
- Echoプラン(Amazon Music Unlimitedの格安プラン)では音楽再生できない
イヤホンからのアレクサ呼び出しは「不可」
気になるポイントところですね。「アレクサが持ち歩き可能」になったとはいえ、呼び出すたびにEcho端末が置いてある場所まで歩いていくのは面倒です。
「EchoとBluetoothイヤホン」の組み合わせる場合は、イヤホン側での呼びかけはできないみたいです。
AfterShokzの骨伝導イヤホンのマイクで試した限り、イヤホンのマイクでいくら「アレクサ」と呼びかけても応答してくれませんでした。
”本物の”アレクサ内蔵イヤホン
「アレクサ内蔵ヘッドホン」も何種類か発売されています。
今まで紹介してきた、Echo端末をワイヤレスイヤホンを接続して使う方法だとできなかった「イヤホン側でのアレクサ呼び出し」ですが、
内蔵デバイスなら可能です。”本物の”「アレクサ内蔵イヤホン」ですね。
追記「Echo Buds」
以下にヘッドホン側のマイクからアレクサを呼び出せる機種を紹介します。
アレクサ搭載の「SONYのノイズキャンセリング・ヘッドホン」
ソニーから発売されている、アレクサ搭載のヘッドホン。高性能のノイズキャンセリング・ヘッドホンとしても使えるので、お値段ぶんの価値はありそうです。
Bose(ボーズ)QuietComfort 35
オーディオメーカーとして名高いBose(ボーズ)からも、アレクサ内蔵のヘッドホンが発売されています。
こちらも3万円前後。
アマゾンの商品紹介画面。右上に「alexa built-in」の表記があるのが見えます。
オススメのワイヤレスヘッドホン(アレクサは非搭載)
Alexa搭載ではありませんが、手頃なワイヤレスヘッドホンを探している方にはAnkerの「Life Q」シリーズがオススメです。
「Life Q30」は本音の家電批評サイト「家電批評」の1万円以下のヘッドホン部門で2021年5月号Bestbuy受賞しています。
「Life Q10」はなんと4,000円以下。
ワイヤレスのヘッドホンがこの値段とは。すごい時代になったものですね(遠い目)
※上記2つのヘッドホンは「アレクサ搭載」ではありません。ノーマルのワイヤレス・ヘッドホンです。
呼び出せないなら意味がない?
いくらイヤホンでどこでもアレクサが使えるようになっても、イヤホン側から呼び出しができないなら使えないじゃん、と思う人もいるかもしれません。
確かに、ハンズフリーであることを重要視する人にとっては不便な部分はあると思います。
呼びかけるためにはいちいちアレクサ端末の前まで行って呼びかけなくてはならないのは、確かに面倒です。
どうしてもハンズフリー&イヤホンから呼び出しをしたい場合は、やはり前述の専用ヘッドホンか内蔵イヤホンを使うのがベストだと思います。
でも、在宅作業などで隣室にアレクサ端末があるくらいの環境であれば、それほど不便は感じません。
大声で「アレクサ!音楽かけて!」みたいに言えば届きますからね笑
ジョギングや運転の場合は、特にハンズフリーであることがかなり重要になってきます。
しかし、どちらにしても据え置き方のアレクサ端末は外出先では使えないので、同じことなのかもしれません。
無理やりアレクサを車載してみたこともあります。
でも今はクルマ専用の端末「Echo Auto」が日本でも発売されています。
スマートフォンのアレクサアプリとの違い
先ほども少し触れましたが、「Alexaアプリ」を使えばスマホがアレクサ端末になります。
音楽聴き放題の『Amazon Music Unlimited』に加入していれば、スマホからの操作で音楽を再生することも可能です。
そして、スマートフォンをAirPodsなどのワイヤレスイヤホンと組み合わせると
「アレクサ内蔵(的な)イヤホン」は実現できます。
ただ、この方法のデメリットとしては
- 専用のアレクサ端末と比べて使い勝手が悪い(気がする)
- スマホの通知がイヤホンから流れてくる
- 音楽に没入はしにくい
などがあると思います。「専用の端末と比べて使い勝手が悪い」は数年前に使った時ときの印象です。
最近ではスマートフォンはiPhoneに変えたので「Siri」を使っていますし、アンドロイド端末も「OK、Google」で事足りていたので。
わざわざスマホでもアレクサを呼び出さなくてもいいかな、というのが正直なところです。
もしかしたら、今ではアレクサアプリもずいぶん進化していて、その他のスマートフォン用のAIアシスタントよりも使いやすい可能性はあります。
なので、ここに書いたのは個人の主観で、さらに数年前の経験をもとにしていることは記しておきます。
おまけ:スマホ→アレクサ端末
ちなみに、逆の使い方もできます。
つまり「外部の音をアレクサ端末で再生する」といったことです。
下の記事では画面付きアレクサの「Echo Show 5」をスマートフォンの外部スピーカーとして使う方法を解説しています。
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