音楽サービスの「Spotify」は、好きな音楽を見つけやすく、良いプレイリストが豊富にあるところも魅力です。
Spotifyの音楽をもっと楽しめる方法を見つけたので、それを紹介したいと思います。
「スマホ+イヤホン」で聴いている人が多いと思います。もうひとつ、おすすめしたい方法があります。
それは「Apple Watchで再生する」です。
オフライン再生も可能なので、Wi-Fiのない場所でも聴けて、ダウンロードしておけばスマホがなくても再生できます。
この記事では、Apple WatchでSpotifyの音楽を再生する方法やダウンロードするまでの手順を紹介します。
もくじ
Spotifyとは
Spotifyは膨大な曲のライブラリーにアクセスできる、音楽プラットフォームです。
無料プランと有料サブスクリプションがあり、有料プランでは広告なしで高品質の音楽が楽しめます。
Spotifyの人気はアプリの使いやすさが大きいでしょう。パーソナライズにも優れており、普段聴いている音楽に似た他の曲や、ちょっとずらして(ここが絶妙)でも好みに合うような音楽を提案してくれるのが嬉しいです。
筆者も長く愛用しているサービスです。Amazon MusicやApple Musicと比較しても、使いやすいと感じます。
Apple Watchについて
Apple WatchはAppleが販売しているスマートウォッチです。
時間を確認するだけでなく、フィットネス機能、通知の受取、アプリの使用、音楽のコントロールなど、多岐にわたる機能が魅力です。
iPhoneと連携し、テキストの送受信、通話の発着信ができたり、GPSや心拍数モニターを含む先進的なセンサーを搭載しています。
スタイリッシュなデザインとカスタマイズ可能なウォッチフェイス、バンドの選択肢も魅力の一つです。
Apple WatchとSpotifyを連携させるメリット
Apple WatchとSpotifyを連携させることができます。それによって、以下のようなメリットがあります。
- 音楽への即時アクセス: Apple Watchで直接Spotifyのライブラリにアクセスできるため、iPhoneを取り出すことなく音楽を再生、一時停止、スキップできます。
- ハンズフリーで操作: ワークアウト中や移動中でも、声でSiriに指示を出すか、画面をタップすることで音楽をコントロールできます。
- オフライン再生: Spotify Premiumユーザーは、Apple Watchに音楽をダウンロードして、インターネット接続がない場所でも音楽を楽しむことができます。
- フィットネスとの統合: 運動中のパフォーマンスを追跡しながら好きな曲を聞くことで、モチベーションの向上につながります。
- 通知の受取: 新しいプレイリストの更新やお気に入りのアーティストの新曲リリースなど、Spotifyからの通知を直接Apple Watchで受け取ることができます。
- データ使用量の節約: Wi-Fiがある環境でApple Watchに音楽をダウンロードしておけば、外出時のデータ使用量を節約できます。
日常的に新しい音楽に触れていたい人にとって優れたサービスといえます。
オフライン再生でランニングが快適に
Apple WatchとSpotifyを連携することで、便利になることの一つに「オフライン再生」があります。
オフライン再生のいいところは、通信がない場所でも使えること。さらに、スマホがなくても使えることです。
管理人の場合は主に 「Apple Watchにダウンロードしてオフライン再生」という使い方をしていますが、このおかげでジョギング体験が劇的に変化しました。
それまでは「iPod nano」などの携帯プレイヤーを使って再生しながら走っていました。ワイヤレスイヤホンが普及する以前の話で、有線イヤホンを使っていました。
プレイヤーをクリップでジョギングウェアに留めたり、コードの取り回しを考えたりと、何かと面倒でした。
それが Apple Watch+ワイヤレスイヤホンの導入で飛躍的に身軽になりました。
常時装着しているApple Watchとイヤホンをペアリングするだけでハンズフリーで音楽が聴けるのは、ジョギングする人にとっては革命的といえるくらい便利です(ちょっと大げさかもですが)
Spotifyはアプリが使いやすい
Spotifyは、アプリが使いやすいことも特徴の一つです。アプリは直感的に操作できるように工夫されています。Spotifyのアプリ常に進化しており、検索機能や新しい音楽の発見性にも優れています。
プレイリストも豊富
また、Spotifyには膨大なプレイリストがあります。たとえば「集中するときの音楽」や「走る時のプレイリスト」
「ファストテンポラン」 、「90年代のスローバック・ラン」、「パワーワークアウトジャム」など、既存プレイリストも豊富です。
他にも、一般ユーザーが作成したリストを取り入れることもできますし、自分で作ることも可能です。
オフライン再生は「GPSモデル」でも使える
Apple Watchには2種類のモデルがあります。「セルラーモデル」と「GPSモデル」です。
セルラーモデルは、SIMカードを挿入して使うタイプで、Watch本体のみでパケット通信や通話が可能です。
GPSモデルはセルラーモデルと比べて2万円ほど安いですが、代わりに通信機能はありません。iPhoneの近くいないと使えない機能が出てきます。
しかし、Apple WatchでSpotifyの曲をダウンロードしてのオフライン再生は通信が不要なため、GPSモデルでも可能です。
これによって、スマホなしで外出(野外ジョギングなど)しているようなときにもApple Watchさえ装着していればイヤホンで音楽やPodcastを聴くことができるのです。
Apple WatchにSpotifyの曲をダウンロードする手順
Spotifyの音楽やプレイリストを Apple Watchにダウンロードしてみましょう。
簡単ですが、大まかな手順は以下です。
- アプリの準備(iPhoneと Apple Watch)
- Apple Watchにダウンロード
それぞれ詳しく解説します。
アプリをダウンロード(iPhoneとWatch)
まずはSpotifyアプリをダウンロードします。アプリストアで検索するなどして、Spotifyをインストールしてください。
Apple WatchへSpotifyをインストールするには、iPhoneの「Watchアプリ」から行います。
スマホアプリから好きなアルバムやプレイリストをライブラリーに追加します。(ライブラリに追加せずにそのままダウンロードすることも可能)
「↓」ボタンでダウンロード開始
Apple Watchへのダウンロード方法は2通りあります。
- iPhoneアプリ側でダウンロード
- Apple Watchからダウンロード
どちらの方法でも同じように Apple Watchのストレージに楽曲がダウンロードされます。
iPhoneからDLする場合はプレイリストを選択して右上の「…」マークをタップし、表示されるメニューから「Apple Watchにダウンロード」をタップします。
Apple WatchからDLするには、WatchでSpotifyを開いてアルバムやプレイリストを表示して、左下の「↓」ボタンを押すとダウンロードが開始されます。
Apple WatchでSpotifyを使う際の注意点
Apple WatchでSpotifyを使う際に気を付けるべきことがあります。それは以下の2点
- アプリのダウンロードが必須
- オフライン再生はプレミアム会員のみ
アプリは必須(iPhoneかiPad)
Apple WatchでSpotifyの音楽を聴くには、アプリのインストールが必要です。ダウンロード再生はもちろん、ストリーミングでiPhoneの音楽を聴く(iPhoneの音楽コントローラーとして使う)ときにも、基本的にはアプリは必要です。
もともとインストールしてあれば問題ありませんが、もしまだの場合はアプリをインストールしてください。
Apple WatchへのSpotifyアプリのインストールも、iPhoneの「Watchアプリ」から行います。
プレミアム会員になる必要あり(有料)
Apple WatchでSpotifyの音楽をじゅうぶん楽しむためには、やはりプレミアム会員になることが必要になります。
Spotifyは無料プランでも利用できる部分があることでも人気ですが、それはスマホからの利用の場合においてです。
Apple Watchやスマートウォッチで音楽を聴くには、有料プランへの加入が必要です。
特にダウンロードしてオフラインで再生するには、有料プランへの加入が必須となります。
その他 空き容量や1万曲制限 解約すると聞けない、リスト単位でDL
曲をダウンロードすると、デバイスの容量を消費します。
しかし、Watchで音楽を何千曲もダウンロードしても、それでストレージがいっぱいになってしまう可能性は低いでしょう。
なぜなら、Apple Watchにはストレージを消費する要素がほとんどないからです。
iPhoneの場合は他のコンテンツ(写真や動画、ゲームなど)も多く保存している人もいるので、その場合はストレージがいっぱいになりやすいです。
しかしApple Watchでは他に容量を消費するコンテンツがほとんどないため、ほぼ「音楽専用」にストレージを消費することが可能です。
無料プランでも使える?
基本的にはSpotifyフリープランをApple Watchで使うのは使いにくいと思っておいたほうがいいでしょう。
コントローラーとして使うだけなら可能ですが、最大のメリットである「オフライン再生」ができるのはプレミアムプランのみです。
どうしても有料会員になりたくない人のために、音楽ファイルをMP3で保存する方法もあります。
しかしその方法は規約的にグレー(たぶん違反)であり、手間もかかります。
おすすめはできません。
MP3コンバーターはおすすめしない
Apple WatchでSpotifyの音楽を楽しむためには有料プランになる必要があると書きました。
ただ、グレーな方法ですが、プレミアム会員にならずとも音楽をダウンロードできる方法があります。
それが「MP3コンバーター」のような外部ソフトを使う方法です。MP3コンバーターというのは、ストリーミングで再生された音楽を録音(変換)して、音楽ファイルとして保存するというソフトです。
こちらは正規の方法ではなく、公式でもありません。
コンバーターはおすすめできません。いちばん大きな理由は「違法性」があることです。
Spotifyからの音楽を変換してダウンロードするサービスは、規約に抵触している可能性が高いです。
たとえその音楽を聴くのが個人のみの利用だとしても、勧められることではありません。
手間もかかるし、セキュリティ面にも不安があります。そして何より合法でない可能性があります。
やはりおとなしく月額料金を払って聴くのが賢明でしょう。
まとめ Apple Watchで音楽を聴くならSpotifyがベスト!
Spotifyで音楽を楽しむために、Apple Watchを活用する方法についてご紹介しました。
スマホ+ワイヤレスイヤホンという一般的な使い方も便利ですが、オフライン再生できることで「ウェアラブルなiPod」として使えます。
ジョギングしながら音楽を聴くときにスマホを持ち歩かなくてもよくなったり、
別の用途にスマホを使いながら音楽を聴きたい場合も便利です。