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Audibleを3ヶ月休会して思うこと。退会(解約)との違いや新たな使い道

オーディオブック(本の朗読)サービス「Audible」を使い続けて3年以上経ちます。

この頃は使う頻度がだんだん減ってきて、毎月の料金を支払うのがムダな気がしてきました。

「解約しようかな」と申し込み画面にアクセスすると「休会」を提案されたので、「休会でもいいか」と、とりあえず3ヶ月の休会を選択。

そして3か月後、再開した今は、前より頻繁に開くようになりました。(聞きたいコンテンツが増えていたので)

なんだかAudible(Amazon)の策にまんまと乗せられている気がしなくもないですが、やはり良いサービスだと思います。

この記事では、Audibleの休会について、退会(解約)の違いや個人的な感想を備忘録的に書きます。

もくじ

Audibleの休会とは

本の朗読(オーディオブック)サービスの「Audible オーディブル」には「休会」という制度があります。

退会(解約)とは違い「一時的に有料会員を休む」というシステムです。

Audibleの月額は1,500円と他のサブスクと比べて若干高めなので、サクッと退会する人も多いのでしょう。

離脱ユーザーを引き止めるための、サービス提供側の対策と思われます。

しばらく聞かないときに料金を止められる

Audibleは良いサービスですが、あまり聞かない(本を読まない)時期もありますよね。

そんなとき、すぐ解約するのではなく「いったん休会」とすることで、のちに再開するときの手間を減らすことができます。

もちろん、そのまま退会(解約)することも可能です。

退会との違い

「休会」と「退会」は何が違うのでしょうか?

以下に、それぞれの主な特徴をあげてみます。

  • 休会 一時的にメンバーシップを停止する措置。休会中は料金が発生しない
  • 退会 完全にメンバーシップを終了させる

どちらも、聴き放題コンテンツにアクセスできなくなる点は同じです。

休会との違いは、ライブラリが削除されず残ることなどです。

特徴 休会 退会
機能 メンバーシップの一時停止 メンバーシップの完全解約
期間 1か月から3か月 無期限(再登録が必要)
料金 請求なし 請求なし
コンテンツのアクセス 既に購入済みのオーディオブックにアクセス可能 既に購入済みのオーディオブックにアクセス可能
ライブラリ 保存されたまま 削除される
再開 休会期間終了後、自動的に再開 再入会が必要(以前のライブラリや特典は復元されない)

会員資格が停止して、サブスク料金が発生しないのは、休会も退会も同様です。

「購入」したタイトルの聴取は可能、聴き放題タイトルは聴けなくなります。

料金の支払い

月額料金(サブスクの課金)は休会も退会も発生しません。(請求料金ゼロ)

コンテンツの視聴

コンテンツの視聴(オーディオブックなどを聴くこと)は範囲に違いがあります。

休会すると聴き放題コンテンツは聴けなくなります。

ただし、以前に購入したコンテンツは、休会中にも聴くことが可能です。

Podcastの視聴

AudibleはPodcast(ポッドキャスト:ラジオのようなサービス)にも力を入れています。

AudibleオリジナルのPodcast番組を作成しており、人気のコンテンツもあります。

Podcastを聴くのは無料ですが、AudibleのPodcastを聴くには会員になっている必要があります。

休会中にはPodcastは聴けなくなります。

ただし、休会以前にダウンロードしてたPodcastコンテンツは視聴可能です。

Audibleを休会する2つの方法

休会申請画面「休会する」をタップします

  1. 退会理由をメニューから選択し、「次へ」をタップすると休会手続き画面が表示されます。
  2. 休会申請から「30日」「60日」「90日」を選択します。
  3. 「 休会する 」をタップすると休会手続きが完了します。

即時適応され、その時点から聴き放題コンテンツは聞けなくなる。

ブラウザから

AudibleのPCサイトから休会するには、以下の手順です。

  1. ブラウザからAudibleのページにアクセスし「PCサイト」へ移動する
  2. Amazonアカウントでサインインして「アカウントサービス」を開く
  3. 「退会手続き」に進む
  4. 途中で「休会」のアナウンスがあるので、表示に従って選択

最初から「休会」という選択肢があるわけではなく、退会申し込みをしようとすると突如として現れる選択肢です。

スマホからでも休会の申し込みに進めますが、モバイルサイトではなく「PCサイト」にアクセスしないと、休会手続きはできません。

アプリから

スマホアプリから休会や退会の手続きができるのはAndroid版のみです。

iOSのAudibleアプリからはできません。iPhoneで休会の申し込みをするなら、ブラウザでPCサイトにアクセスしましょう。

休会はどんな人におすすめ?

Audibleの「休会」が向いている人や場合について考えてみます。

今までAudibleをけっこう使っていた人は、解約する前にいったん「休会」を挟むのはアリだと思います。

  • 今は忙しくて本を読む(聴く)時間がない
  • 今は使わないけど、そのうちまた聴くかもしれない

このような場合には、退会(解約)ではなくて休会がおすすめです。

退会との相違点はほとんどが「再開したときに以前のデータを残すか」という点に尽きます。

いずれ再開する可能性があると思うなら、いったん休会してみることをおすすめします。

Audibleを休会するメリット

Audibleを退会ではなく休会するのは、以下のようなメリットがあります。

  • ライブラリが残る
  • 割引購入権利は継続

主にこの2点です。

ライブラリが残る

以前に読んでいたりこれから読もうとして、Audibleの「ライブラリ」にたくさんの本を入れていた人は、退会するとライブラリが消えてしまうのを勿体無いと感じる人もいるかと思います。

ライブラリはこれまで読んだ本の履歴も表示されるので、それらが全て消去されてしまうのは抵抗があるかもしれません。

もちろん、退会してその後に再入会しても1から新たにライブラリのリストを増やしていけばいいので、それほどもったいなく感じる必要もないのかもしれません。

どうせ一冊ずつしか読めないわけですし。

割引購入権利は継続

Audibleの会員に適用される「割引購入権利」という特典があります。

これは有料会員は読み放題の対象外のコンテンツを購入する際に、表示価格から20〜30%割引で購入できる権利のことです。

Audibleには会員なら読み放題の本が実にたくさんありますが、一部対象外の本もあります。

最新作というよりも、著者側の意向によって対象外になっていると思われます。

聞き放題対象外の本は2,000〜3,000円であることが多いですが、この価格が割引になります。

Audibleを休会するときの注意点

Audibleの休会制度を利用するときには、以下のような注意点があります。

  • 休会は年に1回だけ(延長は不可)
  • 休会期間が終了すると料金が発生
  • 申請はPCサイトのみ(アプリは不可)
  • すぐに適応される(アイドルタイムなし)

1年に1回しか休会できない

Audibleの休会制度が使えるのは、1年に1回だけです。

一度休会すると、1年間経過しないと2度目は申請できないシステムになっています。

期間は1/2/3ヶ月の3種類

休会の期間は選択制で、1/2/3ヶ月の3通りです。この中から好きな期間を事前に選んで申請します。

1.5ヶ月や、1週間だけなど、中途半端な期間の休会はできません。

後から延長は不可

休会期間は申請時に選び、後から延長することはできません。

短縮することは可能です。たとえば3ヶ月で申請した休会期間を2ヶ月で再開することはできます。

休会期間が終了すると料金が再発生

休会時に設定した期間が経過すると、自動的に再開し月額料金も発生します。

休会期間が終了したことに気づかないと「知らない間にまた1,500円払ってしまった」ということもあり得ます。

リマインダーなどを設定して、期間が終了する前に最終的な決断をしましょう。

  • 再開するか
  • そのまま退会(解約)するか

退会したとしても、また聴きたくなったら再登録は可能です。

今まで登録したライブラリは消えていますが、それ以外で大きな支障はないはずです。

まだ、使わないと思ったら、迷わず解約しましょう。

申請はPCサイトのみ(アプリでは不可)

Audibleの休会を申請できるのはPCサイトのみです。スマホ用サイトやアプリからは申請できません。

PCがない場合はスマホのブラウザ(ChromeやSafariなど)でPCサイトに移動して手続きをおこないます。

すぐ休会が適用される

退会の場合は、一旦の区切り(次月の料金発生日)が来るまでは会員資格は継続します。

一方で休会を選んだ場合は「即座に」適用されます。その時点から聴き放題コンテンツは聴けなくなるので、最後まで聴きたいコンテンツがある場合は、聴き終えてから休会申請をするといいでしょう。

また、休会中に退会(解約)することもできます。

再開してまたAudibleを聴き始めた理由

ここからは筆者の個人的な経緯や感想になります。

 

ぼくはAudibleのヘビーユーザーで、毎日3〜5時間くらい聴いている時期もありました。

本を読むことが好きで、ラジオもよく聴いています。(特に車の運転中)

VoicyやPodcastに出会ってから「耳コンテンツ」の種類が増えました。より気軽に聞ける会話形式で、かつ学びになるコンテンツが増えてきたので、そちらに比重が増えました。

その結果、Audibleのコンテンツをほとんど聞いていないことに気づきました。会員でいるためには、月額1,500円のサブスク料金を毎月支払う必要があります。

一旦解約しようとサイトに飛んで、手続きをしようとしたら、サービス側から「休会もできます」と提案された、というわけです。

幅広いジャンルの本がたくさんラインナップされているし、ナレーターの質も高い。最近では、人気書籍が割と早めにオーディオブック化して登場することもあります。(イーロン・マスクの伝記は面白かったです)

読みたい本が増えた

イーロン・マスクの伝記

Audible版のオーディオブックもあります。聴き放題の対象なので会員なら無料で聴けます。

色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年

こちらのオーディオブックも聴き放題対象作品です。会員なら無料で聴けます。

村上春樹作品が好きで、長編はほとんど全部読んでいます。「田崎つくる」は比較的新しい作品で、村上春樹の長編小説にしては珍しく「三人称」で物語が進行します。

休会して改めて知った、Audibleの良さ

耳からの方が理解しやすい本もある

本の種類によっては、耳から入る(朗読で聞く)方が聴きやすかったり、理解しやすい本もあると思います。

たとえば上で紹介した「イーロン・マスク」などは好例です。かなり長い本なので、目で読むと時間がかかります。

耳で聞いても時間がかかる点は同じですが、オーディオブックは「ながら聴き」できるメリットがあります。

散歩や家事をしながら、ぼくは楽しく読み進めることができました。

勉強になる。Podcastよりもコンテンツの完成度が高い

Audible以外にも「耳コンテンツ」として、ラジオやPodcastもあります。

Podcastも学びになるコンテンツが多くてぼくは好きなのですが、完成度はやはりオーディオブックの方が上です。

オーディオブックは完成された書籍を読み上げているため内容に磨かれていてムダがなく、効率的に学習することができます。

Audibleは、ナレーターや声優の質が高いことも特徴です。

音楽以外の「耳の友」として

小説を聴きながら散歩。永遠に歩ける

ジョギングも捗る

Audibleが生きるデバイス

ぼくは外で音楽を聴くときに「Apple Watch」を使っています。

Apple Watchでコンテンツを聞くことの良さは、スマホがいらないことです。

ウォッチ本体にダウンロードしておけば、スマホを持ち歩かなくても、コンテンツが聞けるのです。

AudibleでオーディオブックをApple Watchにダウンロードする方法

Apple WatchでAudibleのオーディオブックを聴くには、ダウンロードするのが便利です。

ストリーミングしながらしかDLできないのはちょっと不便ですが、まとめてダウンロードしておけば手間が省けます。

手順

AudibleでオーディオブックをApple Watchにダウンロードする手順は以下です。

まずiPhoneのAudibleアプリを開き、聴きたいコンテンツをライブラリに追加します。

次に、Apple WatchでAudibleアプリを開きライブラリーに移動します。

ダウンロードしたいタイトルをタップすると、ストリーミング再生がと同時にダウンロードが開始されます。

ダウンロードが完了すると、オフライン再生として聴けるようになります。

※以前までスマホアプリにあった「Apple Watchと同期」というボタンはなくなったしまったので、現在はストリーミングしながらダウンロードするしか方法はありません。

まとめ

 

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